様々な錆止め塗料

塩基性クロム酸鉛さび止めペイントJISK 5624 1種, 2種


塩基性クロム酸鉛は,鉛化合物を核として周囲に塩基性クロム酸鉛でおおった構造をしている。
この防錆機構としては,

(1)油と反応して鉛石けんを作り、ち密な膜となる。
(2)クロム酸鉛がクロム般イオンを生成し,更に,一部,一酸化鉛となって硬化を促進する
(3)一酸化鉛によりアルカリ性を呈する。

この塗料の長所は比較的乾燥が早く,他の鉛系、さび止めめペイントのように大気汚染のごとく硫化黒変が多くなく多少,下地にさびが発生している面でも防錆効果を発揮する。

シアナミド鉛さび止めペイントJIS K5625 1種,2種


シアナミド鉛は黄色の針上結晶粉末で,比重が鉛円の2/3程度と軽く,比重の軽いさび止めペイントとしての代表である。
また,顔料が水に接した時のpH10~11と強いアルカリ性を示すもので,比較的少ない配合量ですぐれたさび止めペイントとしての性能を発揮する。
防錆機構としては,

(1))油と反応して,鉛石けんを生成,ち密な膜を作る。
(2)塗脱が大気中にさらされた場合,大気中の炭酸ガス,亜硫酸ガス,硫化水素などの腐食性酸性ガスと反応し中和する速度が大きい。
(3)展色材中の成分である脂肪酸,遊離のフタル酸,フェノール酸なども結合して,不溶耐食性の化合物となる。
(4)大気中でアンモニアを放出し,微アルカリ位ふん囲気とし,防錆効果を発揮する。
(5)鉄面を不動態化する。

特長として,さぴ止めペイントとしては比重が軽く,作業性にすぐれ,また,隠ぺい力があり,さぴ止め効果がすぐれている。
用途はこの特長を生かし,橋りょう,鉄塔,鉄骨等を初め,最も広範聞に使用できるさび止めペイントの代表である。

亜酸化鉛さび止めペイントJIS K 5632 1種,2種


亜酸化鉛は,鉛丹よりも一層活性にとんだ顔料で,塗料中の油と反応しやすく,ゲル化し固化するため,使用時に混合するように塗料と亜酸化鉛紛の2パッケージの現場調合型で,その調合比は,一般に塗料80wt/o,酸化亜鉛粉20wt/oである。
防錆機構としては,

(1)油と反応して鉛石けんができ,膜がち密となる。
(2)欽面を不動態化する。
(3)亜陪化鉛は塗肢を浸透してくる酸素,水分と反応してリサージができ,アルカリ性となりさひを防ぐ。

塗膜の長所は,塗膜の硬さ,柔軟性のバランスが比較的良好で,さび止め効果が非常にすぐれている。短所としては,現場調合型であり,現場での調合とか可使う時間の制限がある。
用途は,防錆効果がすぐれていることから,鉛円と同様に大型鋼構造物への使用が適している。

鉛丹さび止めペイントJIS K 5622 1種, 2種


鉛系さび止めペイントとしては最も古くなおかつ,代表的なさび止めペイントであり,明るいオレンジ色をしたさび止めペイントとして有名である。
鉛丹は四三酸化鉛とリサージを成分としており,四三酸化鉛の含有量によって,特号 (97%以土), 1号

一般止さび止めペイント JIS K 5621 1種 2種


一般さび止めペイントはさび止め顔料の規定がなく,酸化鉄が
あたかもさび止め顔料のごとく使用され,その性質,JISに定めた試験の試験に合格すれば,さび止めペイントとして認められるが,その反面,防錆機構が明確になっておらず,不安定なものが多く,JIS規格には合絡するが,実用上の問題発生が多い。
特に2種の場合速乾性さび止めペイントとして市販され,鉄工所の中で塗装する場合,場所が狭いとか,工期がなく早期に移動する必要があるなどを含めそれらに便利なため,多く用いられているが,現場で2回目および上塗りを塗装した場合,速乾性にするため,組成上無理な配合となっており,層間付着性が不良となる事故が多く,また,さび止め効果が不十分で容易にさびが発生しやすい。
ゆえに,特別な理由がない限り,JIS K 5621に定められているが,一般用さび止めペイントは1、2種両者共,使用は特に注意し避けるべきである。

さび止めペイントの種類とその特性 防錆機構編


JIS規絡品を中心に代表的なさび止めペイントの特性とその防錆機構を示してみる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 様々な錆止め塗料
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
tweetmeme_style = 'compact';tweetmeme_url='http://familiesandeducators.org/yane3';

Links